英国年金基金、スタートアップとインフラに500億ポンドの投資を約束

英国のスタートアップ企業は、長らく待ち望まれた資金注入を受ける見込みだ。英国最大の年金基金が、2030年までにベンチャーキャピタル（VC）やインフラプロジェクトに500億ポンドを投資することを約束した。この取り組みは、Mansion House Accordとして、火曜日（2025年5月13日）に、職場年金の約90％を管理する17の年金プロバイダーによって署名される。同協定は、2023年に前保守党政府下で初めて発表された。

署名者には、Aviva、Legal & General、M&Gなどが含まれており、今後5年間で職場年金ポートフォリオの10％を、インフラ、不動産、プライベートエクイティ（VCを含む）など、経済を後押しする資産に投資することが期待されている。そのうち少なくとも5％は、英国を拠点とするスタートアップやプロジェクトに充てられる。

この投資計画は、英国経済の成長を加速させ、特に革新的なスタートアップ企業やインフラ整備を支援することを目的としている。Mansion House Accordは、年金基金の資金を活用して国内の競争力を高める重要な一歩として、注目を集めている。