Google、AI生成コンテンツの透かし検出ポータル「SynthID Detector」を公開
Googleは、AIで生成されたコンテンツに埋め込まれた透かしを検出できる新しいウェブポータル「SynthID Detector」を公開し、まずはベータテスター向けに提供を開始しました。
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【2025年5月20日】Googleは、AI生成コンテンツの識別を目的とした新たなウェブポータル「SynthID Detector」を発表しました。このツールを使えば、ユーザーは画像や動画などのメディアファイルをアップロードし、それにGoogle独自のSynthID透かしが含まれているかを簡単に検出できます。
Googleは昨年、AI生成コンテンツに\\目に見えない形で透かしを埋め込む技術「SynthID」\\をオープンソースとして公開し、他の開発者にも利用できるようにしていました。今回のポータルは、その技術を一般ユーザーや専門家が活用できるようにしたものです。
「アップロードされたメディアにどの部分に透かしが含まれている可能性が高いかをハイライト表示する」とGoogleは説明しており、「共有や編集などの変換を経ても、透かしの検出は可能」とも述べています。
この「SynthID Detector」は、本日よりベータテスター向けに提供が開始されており、ジャーナリスト、メディア関係者、研究者などはウェイトリストからアクセス申請が可能となっています。
AIによる偽情報やフェイクコンテンツの拡散が懸念される中、Googleの今回の取り組みは、信頼性の高い情報流通を支える新たな一歩として注目されています。
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