アマゾンとステランティス、SmartCockpitプロジェクトを中止

自動車メーカーのステランティスと、小売およびウェブサービス大手のアマゾンは、新たな車載ソフトウェアの共同開発を終了することを決定しました。このパートナーシップは2022年に始まり、ステランティスが新しい車両向けにアマゾンウェブサービス（AWS）をクラウドプラットフォームとして採用し、アマゾンがラムの完全電気バン「ProMaster EV」の初の顧客となるなど、広範な協力関係の一部でした。

このパートナーシップの主要な要素は、ステランティスの新車両向けソフトウェアプラットフォーム「STLA SmartCockpit」でした。昨年デビュー予定だったSmartCockpitは、Alexaや他のAIエージェントを活用して、ナビゲーション、車両メンテナンス、車内決済、エンターテインメントなどを提供し、「顧客のデジタルライフとシームレスに統合し、パーソナライズされた直感的な車内体験を創出する」ことを目指していました。しかし、このプロジェクトは最終的に中止され、両社は共同での開発を進めることを断念しました。