イェール大学の研究者、浮遊する球体でニュートリノを1年以内に検出可能か
イェール大学のデヴィッド・ムーア氏は、浮遊する球体を用いた実験が1年以内にニュートリノを検出できる可能性があると発表した
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2025年のヘルゴランド会議では、量子力学100周年を記念して多くの基本的な物理学の話が展開され、その中でもイェール大学のデヴィッド・ムーア氏による素晴らしい講演がありました。ムーア氏は、量子センサーとして浮遊したマイクロスフィアを利用し、彼が「見えない宇宙」と呼ぶものを検出する実験について話しました。この研究が耳にしたことがある方もいるかもしれません。なぜなら、ムーア氏のチームは2024年に「Physics World Top 10 Breakthrough of the Year」賞を受賞したからです。この技術で個々の鉛212原子のアルファ崩壊を検出しました。ヘルゴランド島のノルドゼホールで行われた講演で、ムーア氏は次の実験段階について説明しました。この実験では、最短で数ヶ月以内、遅くとも1年以内にニュートリノを検出できる可能性があるとしています。