ニューヨーク州、15年以上ぶりに米国初の新型原子力発電所を建設へ
ニューヨーク州は、15年以上ぶりに米国初の新型原子力発電所を建設する計画を発表
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ニューヨーク州は、15年以上ぶりに米国初の新型原子力発電所を建設することを発表しました。州知事のカシー・ホチュルは、州の公共電力会社に対し、少なくとも1ギガワットの原子力発電容量を追加するよう指示しました。ニューヨーク電力公社は、上州地域での立地場所を特定し、炉の設計を独自に、または民間パートナーシップを通じて決定する予定です。このプロジェクトは、トランプ大統領の5月の行政命令をテストするもので、核開発を加速するための規制改革、ライセンス発行の迅速化、連邦政府の土地を使った炉の拡大が目的とされています。1991年以降、商業用原子炉は5基しか新設されておらず、原子力容量は2012年のピークから4%以上減少しています。候補地には、コンステレーションエナジーが所有するニューヨーク州の既存の3つの原子力発電所の敷地も含まれています。州はすでに、オスウィゴのナインマイルポイント施設での原子炉追加に向けた連邦政府の助成金申請をコンステレーションと共同で行い、またオンタリオ州の小型モジュール炉(SMR)技術についても研究を進めています。