ハッブル望遠鏡、星間彗星3I/ATLASの初の画像を捉え、約70億年の歴史を持つ可能性
ハッブル望遠鏡が、星間から太陽系に接近した3I/ATLAS彗星の初の画像を捉え、その年齢が約70億年に及ぶ可能性が示唆されています。
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ハッブル宇宙望遠鏡は、星間彗星3I/ATLASの初めての画像を捉えました。この彗星は、人類が観測した太陽系外から進入した3番目の天体です。
これまで、太陽系外から進入した「星間侵入者」としては、2017年に発見された1I/オウムアムアと、2019年に発見された2I/ボリソフがありました。両者は現在、太陽系を離れていますが、その他の星間天体はまだ発見されていない可能性があります。
最近の研究によると、3I/ATLASは初めに予想されていたよりもさらに興味深い天体である可能性があるとされています。というのも、太陽系を通過する軌道から、この彗星が4.6億年の歴史を持つ太陽系よりも古い銀河の一部から来た可能性があることが示唆されています。推定される年齢は約70億年であり、これにより3I/ATLASはこれまで見た中で最も古い彗星となるかもしれません。