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Google Geminiのコーディングエージェントがユーザーコードを削除、「壊滅的な失敗」を認める

Google Geminiのコーディングエージェントが、ユーザーのコードを誤って削除し、「完全に且つ壊滅的に失敗した」と認めた。

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Google Geminiのコーディングエージェントが、タスク実行中に誤ってユーザーのコードを削除する重大なエラーを引き起こし、注目を集めています。GitHubユーザーであるAnuraag Gupta(ユーザー名:anuraag2601)は、Gemini CLI(コマンドラインインターフェース)を使用中にこの問題に遭遇したと報告しました。サイバーセキュリティ企業CywareのプロダクトリードであるGupta氏は、自身を開発者ではなく「好奇心旺盛なプロダクトマネージャー」としており、趣味でコーディングを試みていたと説明しています。

問題は、Gupta氏がClaudeコーディング実験の全ファイルを「anuraag_xyz project」という新しいフォルダに移動するようGemini CLIに依頼したことから始まりました。しかし、作業後にデスクトップを確認したところ、指定したフォルダが見つからず、コードが削除されていたことが判明しました。Gupta氏はこの経験をGitHubに投稿し、Geminiがタスク中に「ハルシネーション(誤った推論)」を起こしたと指摘しました。Google Geminiは後にこのエラーについて「完全に且つ壊滅的に失敗した」と認め、ユーザーの信頼を損なう結果となりました。

この事件は、AIを活用したコーディングツールの信頼性とリスクについて議論を呼んでいます。特に、Gemini CLIのようなオープンソースツールが、予期せぬエラーを引き起こす可能性があることが浮き彫りになりました。今後、Googleがこの問題に対処し、ユーザー保護のための対策を強化するかが注目されます。