米FTC、テイラー・スウィフトのツアーチケット不正転売でチケット再販業者を提訴
米連邦取引委員会は、テイラー・スウィフトのErasツアーなどのチケットを不正に大量購入し転売したとして、チケット再販業者を提訴した。
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米連邦取引委員会(FTC)は、テイラー・スウィフトのErasツアーを含むライブイベントのチケットを購入制限を回避して大量購入し、転売によって利益を得たとして、チケット再販業者「Key Investment Group」を提訴したと、メリーランド州の連邦地裁に月曜日に提出された訴状で発表した。ボルチモアに拠点を置く同社は、TotalTickets.comを含む複数のチケット再販サイトを運営しており、FTCによると、偽アカウントや購入したアカウントを含む数千のTicketmasterアカウントを利用してチケットを取得していたという。
Ticketmasterは、2022年のスウィフトのErasツアーチケット販売で大規模なトラブルに見舞われ、多くのファンやボット、チケット再販業者からの数十億件のアクセスによりウェブサイトが混乱し、一般向けのチケット販売を中止した経緯がある。今回の訴訟は、この問題の延長線上にあるとして注目されている。