セルビアの科学者、ミールワームで発泡スチロール廃棄物に挑戦
セルビアの科学者がミールワームを使って発泡スチロールを分解する実験を進め、プラスチック廃棄物削減の新たな手法として注目されている。
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セルビアの科学者たちは、発泡スチロール廃棄物の新たな解決策としてミールワームを用いた実験を行っている。ベオグラード生物学研究所の主任研究員ラリサ・イリジン氏によると、ミールワームは包装材、断熱材、食品容器などに広く使用されている発泡スチロールを含むさまざまなプラスチックを消化できることが確認されたという。
この研究は、セルビア政府や国連開発計画(UNDP)、その他の国際的な支援団体によって支援されている。研究チームは、コウチュウ科の黄粉虫(Tenebrio molitor)の幼虫であるミールワームの通常の餌に発泡スチロールを混ぜ込み、プラスチックを食べるように「訓練」している。
イリジン氏は「ミールワームは基本的に何でも食べる習性があるが、プラスチック製品を食べるには慣れが必要だ」と述べている。この取り組みは、深刻化するプラスチック廃棄物問題に対する革新的な解決策として注目されている。
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