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韓国の放射線観測衛星「K-RadCube」、NASAアルテミス2号で月へ

韓国の放射線観測衛星「K-RadCube」が、2026年に予定されるNASAのアルテミス2号月周回ミッションに搭載されることが明らかになった。

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韓国航空宇宙庁(KASA)は、放射線観測用小型衛星「K-RadCube」が米フロリダ州のNASAケネディ宇宙センターに到着したと発表した。8月13日に公式SNS「X」を通じて報告されたもので、来年打ち上げ予定のアルテミス2号月探査ミッションに向けた重要な節目となる。

アルテミス2号は、4人の宇宙飛行士を搭乗させたオリオン宇宙船を月周回軌道に送り込む10日間のミッションで、2026年2月以降、遅くとも同年4月までの打ち上げを目指している。K-RadCubeはこのミッションに「相乗り」する形で宇宙に投入され、月周辺での放射線環境データを収集する予定だ。

今回の計画は、韓国が宇宙科学分野で国際的な存在感を高める一歩となり、NASAのアルテミス計画における国際協力の一端を担うことになる。