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YouTube、AIによる動画“強化”で批判に直面

一部のYouTubeユーザーの動画が投稿後に無断で強化され、クリエイターから批判を受けていると報告。

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The Atlanticによると、一部のYouTubeユーザーは、自分の投稿した動画が何も操作していないのに「微妙に強化され、見た目が変化している」と気づいたという。クリエイターが新しい合成コンテンツとの差別化を図ろうとする中、YouTubeは作業を難しくしているように見える。

YouTubeの親会社であるGoogleに取材したところ、広報担当のアリソン・トウ氏は、「一部のYouTube Shortsで画像強化技術を使った実験を行っており、動画を鮮明にするためのもの。これらの強化は生成AIによるものではない」と説明。しかし、生成AIの定義は厳密ではなく、「画像強化技術」が何を指すかは不明である。

さらに詳細を尋ねると、トウ氏は「従来型の機械学習を用いて、動画のぼやけを除去し、ノイズを低減し、鮮明度を改善している」と述べた。なお、修正された動画が全てのユーザーに表示されているか、一部のみかは不明で、テック企業は新機能を限定的にテストすることがあるという。