コロンビア大学、AIを活用して学生間の緊張緩和を実験
コロンビア大学は、AIディベートツール『Sway』を用いて、学生間の意見対立や緊張を和らげる試みを開始した。
最新の更新
コロンビア大学は、妊娠中絶、人種問題、移民問題、イスラエル・パレスチナ問題など、学生間で意見が対立しやすいテーマについて、AIを活用して議論を円滑化する取り組みを開始した。
米メディアThe Vergeによると、同大学は現在ベータ版のAIディベートプログラム『Sway』のテストを行っている。Swayはカーネギーメロン大学の研究者2名によって開発され、意見が対立する学生同士を1対1でマッチングし、より建設的な議論を促進することを目的としているという。
Swayの開発に携わったカーネギーメロン大学の博士研究員ニコラス・ディベラ氏は、約3,000人の学生が30以上の大学からこのツールを利用しているとThe Vergeに語った。大学側は、このAIの活用により学生間の対立を和らげ、健全な議論環境を提供することを期待している。
好きかもしれない
- 欧州初のエクサスケールスーパーコンピュータ「JUPITER」が稼働開始、気候・神経科学・量子研究を加速
- OpenAI、Broadcomと提携し独自AIチップを開発へ
- マイクロソフト、AI強化を中心としたWindows 11大規模アップデートを発表
- 米国エネルギー省、AIデータセンターとエネルギー計画のために連邦施設を承認
- Google、Gemini AI搭載のスマートホームを刷新—新アプリとカメラを発表
- NASA、極低温燃料の蒸発対策に向けた燃料貯蔵研究を開始
- クロアチア、デジタルノマドビザを最長3年に延長
- Google、AIモードにGemini 2.5 Proを追加し、深層検索と自動通話機能を搭載