ワイデン上院議員、米病院システムへのハッキングでマイクロソフトの欠陥を非難、FTC調査を要請
米上院議員ロン・ワイデン氏は、マイクロソフトの重大なセキュリティ欠陥が米病院システムへのランサムウェア攻撃を招いたと非難し、連邦取引委員会に調査を求めた。
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米オレゴン州選出のロン・ワイデン上院議員(民主党)は、マイクロソフトの「重大なサイバーセキュリティ上の欠陥」が米国内の病院システムに対するランサムウェア攻撃を可能にしたと主張し、連邦取引委員会(FTC)に対して調査を要請した。
ブルームバーグによれば、ワイデン議員は水曜日にFTC委員長アンドリュー・ファーガソン氏宛てに送った書簡の中で、マイクロソフトを「重大なサイバーセキュリティの過失」によって米国の重要インフラが攻撃を受ける結果を招いたと厳しく批判した。
同議員は、マイクロソフトの脆弱性が単なる企業の問題にとどまらず、公共の安全や国家のセキュリティにも深刻な影響を与えていると指摘。FTCによる徹底的な調査と責任追及を求めている。
この事件は、医療分野を含む重要インフラがサイバー攻撃にさらされている現状を浮き彫りにし、政府および民間企業におけるセキュリティ体制の強化を改めて求めるものとなっている。