シェル、石油から電池技術へ転換　EVを10分未満で充電可能とするブレークスルーを発表

世界的なエネルギー企業シェルは、従来の石油依存からの転換を進める中で、電気自動車（EV）の充電を10分未満で可能にする電池技術のブレークスルーを発表した。内燃機関からEVへの移行は地域の排出削減に寄与する一方、大手石油会社の収益に打撃を与えている。シェルはこうした状況を踏まえ、過去10年間にわたり世界30以上の市場で公共EV充電ネットワークを拡大してきた。

同社はガソリンスタンドでドライバーがEVを充電できる環境を整備するだけでなく、充電待ち時間を大幅に短縮する研究にも注力している。今回の新技術が商用化されれば、EVの普及を後押しし、エネルギー転換を加速させる可能性があるとみられる。