アルバータ州で大規模ひょう嵐、宇宙からも見える120マイルの被害痕
カナダ・アルバータ州で8月20日に発生した大規模ひょう嵐が、宇宙からも確認できる長さ約120マイルの被害痕を残した。
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カナダの「ひょうの通り道」と呼ばれる地域で、8月20日に発生した大規模なひょう嵐が、宇宙からも確認できる被害痕を残した。NASAの衛星画像によると、カルガリーの南東部を襲ったこの嵐の痕跡は約125マイル(約200km)に及び、夏の終わりで植生が成熟し緑化しているため、特に目立つという。
オンタリオ州南部のウェスタン大学が北部ひょうプロジェクトの一環として調査したところ、嵐の幅は約9マイル(15km)に及び、被害の規模はこれまでのプロジェクトで観測された中でも「最悪の部類」に入ると評価された。
このひょう嵐は、農業や地域住民に深刻な被害をもたらし、今後の災害対策や気象研究の重要性を改めて浮き彫りにしている。