ボルボ、サウスカロライナ州リッジビル工場の大規模拡張計画を発表
ボルボはサウスカロライナ州リッジビル工場の拡張計画を発表し、電動化への移行を支える北米での生産強化を示した。
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自動車メーカーのボルボは、米国サウスカロライナ州リッジビルにある工場に関して大規模な拡張計画を発表しました。同社は2040年までに完全電動化を実現するという長期目標を掲げており、今回の発表はその戦略の一環とされています。
ボルボは2017年に同工場で生産を開始し、最初のモデルはS60セダンでした。しかし、米国市場ではセダンの需要が減少しており、生産は昨年終了。その後、工場は大型電動SUVのEX90や関連ブランドのPolestar 3の生産拠点となっています。
今年初めには人員削減が行われるなど、経営の再編に直面していたボルボですが、今回の発表により、北米市場での存在感強化と電気自動車への移行を着実に進めていく姿勢を示しました。
同社は今後もリッジビル工場を電動化戦略の中核拠点として活用し、成長を続けるEV市場に対応していく方針です。