インターネット・アーカイブの「ウェイバックマシン」、保存ページ数が1兆件に到達　世界的記念イベントを開催

非営利団体インターネット・アーカイブは、自身が運営するウェブアーカイブサービス「ウェイバックマシン」において、保存されたウェブページ数がついに1兆件に到達する見込みであることを発表した。これはウェブの歴史上、極めて重要な節目となる。

この記録的な達成を祝し、同団体は2025年10月22日に世界的な記念イベントを開催する予定だ。サンフランシスコ本部での記念パーティーに加え、世界中の支援者や利用者が参加できるライブ配信も行われるという。

インターネット・アーカイブは、「1兆件のページは、1兆の記憶・瞬間・運動を意味する。それらを保存し、誰もがアクセスできるようにすることが私たちの使命だ」と述べている。

ウェイバックマシンは1996年の設立以来、消えゆくウェブコンテンツを保存し、無料で閲覧できる「デジタル図書館」として機能してきた。今回の節目は、インターネット文化の保存とアクセスの自由を支える取り組みがいかに重要であるかを改めて示すものとなっている。