ポルシェ、新たな指導の下でEVから方向転換し、ガソリンエンジンを優先

ポルシェは、同社の新しいCEOが就任したことを受け、電動車（EV）の開発方針を転換し、ガソリンエンジン車に重点を置くことを発表しました。新CEOのマイケル・ライターズ氏は、かつては高級車におけるバッテリーモーターに懐疑的だった人物であり、EV技術はまだ成熟していないと考えていました。

ライターズ氏は昨年、イギリスのスーパーカー製造会社マクラーレンのCEOを務めていた際に、電動車は騒音を伴うエンジンの感情的な魅力を欠いており、また価値が急速に下がると指摘していました。

ポルシェは、同氏が2024年1月に同社のトップに就任するタイミングで、電動車の野心を抑え、ガソリンエンジンモデルに新たな投資を行い、経営の立て直しを図る方針です。