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ドゥーム、宇宙へ飛翔:アイスランドのプログラマーが衛星上でゲームを起動に成功

アイスランド出身のプログラマーが欧州宇宙機関のOPS-SAT衛星上で1993年の名作シューティングゲーム『Doom』を起動することに成功した。

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アイスランド出身で現在ノルウェーで働くソフトウェア開発者オラフル・ワーゲ氏が、欧州宇宙機関(ESA)のOPS-SAT衛星上で1993年の名作シューティングゲーム『Doom』を動作させることに成功した。ZDNetの報道によると、ワーゲ氏はUbuntu Summit 25.10にて、自身を「プロのキーボードタイピスト」と称し、ユーモア動画の制作者でもあると紹介しつつ、この驚くべきゲーム移植の経緯を説明した。

OPS-SATは、革新的なオンボードコンピューティング技術を試験するための「飛行ラボ」として設計されており、通常の衛星の約10倍の性能を持つ実験用コンピュータを搭載している。ワーゲ氏は「OPS-SATはその種の初めての衛星であり、より強力なオンボードコンピュータを搭載することで、ミッションコントロール能力を大幅に向上させることを目的としている」と語った。

今回の成果により、『Doom』は地球上のあらゆる場所だけでなく、ついに軌道上でも動作可能であることが証明され、ゲームと宇宙技術のユニークな融合が話題を呼んでいる。