ダブリン空港の主要サプライヤーでサイバー侵害発生、数百万人の乗客情報流出の可能性

アイルランドのダブリン空港およびコーク空港にサービスを提供する主要サプライヤー、コリンズ・エアロスペース社がサイバー攻撃を受け、数百万人に及ぶ乗客情報が流出した可能性があることが明らかになった。

空港を運営するDAA（ダブリン空港公団）は『アイリッシュ・タイムズ』紙に対し、第三者サプライヤーであるコリンズ・エアロスペースのデータセキュリティ侵害により、搭乗券情報がサイバー犯罪グループによってオンライン上に公開されたと説明した。

この事件は2025年8月に両空港を利用した乗客に影響を与えた可能性があり、被害規模は数百万人に達する可能性があるという。

DAAは、現時点で乗客に直ちに取るべき行動はないと説明しているが、万一個人情報が流出している場合、身元盗用や詐欺被害のリスクが高まる恐れがあると警告。利用者には、銀行口座やオンラインアカウントの不審な動きを注意深く監視するよう呼びかけている。

この事件は、航空業界全体におけるサイバーセキュリティ対策の重要性を改めて浮き彫りにしている。