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ネットフリックス、AI検索機能とTikTok風縦型動画を導入

ネットフリックスはOpenAIのChatGPTを活用した会話型AI検索機能を導入し、モバイル向けTikTok風縦型動画フィードのテストを開始

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ネットフリックスは、OpenAIのChatGPTを活用した生成AIによる新しい検索機能を正式に導入した。この機能は、ユーザーが自然言語で視聴したいコンテンツを説明することで、会話型のコンテンツ発見体験を提供する。例えば、「面白くて明るいものが観たい」や「怖いけど怖すぎず、少しユーモラスなもの、でも爆笑系ではない」といった具体的なリクエストにも対応可能だ。この機能は今週からiOSユーザー向けにオプトインベータ版として展開される。ブルームバーグによると、オーストラリアとニュージーランドの一部ユーザーには既に提供されていた。

さらに、ネットフリックスはモバイル専用の縦型動画フィードを導入し、インスタグラムのReelsやTikTokに対抗する新たな試みを開始した。このフィードでは、ユーザーがネットフリックスのオリジナル作品の短いクリップを簡単にスクロールして視聴できる。フィード内では、ボタンをタップすることで即座に本編の視聴を開始したり、「マイリスト」に保存したり、友達と共有したりできる。注目すべきは、クリップがネットフリックスの全ライブラリからではなく、「今日のおすすめ」セクションから厳選されている点だ。このパーソナライズされたアプローチは、ユーザーがフル作品を視聴するきっかけを作ることを目的としている。

水曜日に開催された技術・製品イベントでは、他にも生成AIを活用してサブスクライバーの希望言語でタイトルカードを更新する計画や、テレビ向けホームページのデザイン刷新など、新機能が発表された。これらの取り組みは、ネットフリックスがユーザー体験をさらに向上させ、競争の激しいストリーミング市場での地位を強化する戦略の一環と見られる。