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オーストラリア初の国産軌道ロケット、今日デビュー打ち上げへ

オーストラリア初の国産軌道ロケット「Eris-1」が、今日、クイーンズランド州のBowen Orbital Spaceportから打ち上げられる予定

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オーストラリアが、国内で設計・製造された初の軌道ロケット「Eris-1」のデビュー打ち上げに向けて準備を進めています。ゴールドコーストに拠点を置くGilmour Space Technologiesは、5月13日(火)に、同ロケットが打ち上げ準備審査(LRR)を通過し、オーストラリア民間航空安全局(CASA)から打ち上げ許可を取得したと発表しました。これにより、Eris-1は打ち上げ台で初のテスト飛行に向けたカウントダウンを開始します。

同社はオンライン投稿で、「LRRはロケット、ペイロード、射程、気象に関する最後の主要な審査だった」と述べています。Eris-1は、クイーンズランド州北部にあるGilmour SpaceのBowen Orbital Spaceportから、5月14日午後5時30分(米国東部夏時間、協定世界時21時30分、現地時間5月15日午前7時30分)に始まる10時間の打ち上げウィンドウ中に離陸する予定です。

この歴史的な打ち上げは、オーストラリアの宇宙産業における重要な一歩であり、Gilmour Spaceが目指す低コストでの宇宙アクセス提供の第一歩となります。打ち上げの成功は、同国初の軌道ロケットとして、また地域経済や観光への影響も含め、大きな注目を集めています。