Uber、ロボタクシー拡大にもかかわらず「10年後に運転手は増える」と予測
Uberはロボタクシーの拡大を進めながらも、10年後には人間の運転手が増えると予測している
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Uberの自動運転部門責任者アンドリュー・マクドナルド氏は今週、同社が今後10年でロボタクシーの導入を進める一方で、人間の運転手も増えると予測した。ロンドンで開催された「フィナンシャル・タイムズ 自動車の未来会議」で、マクドナルド氏は都市部では自動運転車が中心となり、郊外や空港送迎、悪天候時などでは人間の運転手が活躍する「ハイブリッド型マーケットプレイス」のビジョンを示した。
「今後、個人で車を所有する時代から、“モビリティ・アズ・ア・サービス”へと世界が移行するため、10年後にはUberの運転手は減るどころか増えると確信している」とマクドナルド氏は語った。
UberはWaymo、Volkswagen、Wayve、WeRide、Pony AIなどの企業と提携し、ロボタクシーの開発と展開を進めている。現在、テキサス州オースティンやアリゾナ州フェニックスではロボタクシーがすでに稼働中であり、CEOのダラ・コスロシャヒ氏によれば、「オースティンにおけるWaymoのロボタクシーは、人間の運転手の99%よりも稼働率が高い」としている。
このように、Uberは自動運転技術を推進しつつも、人間の運転手の役割が今後も重要であるとの見解を示している。