OroraTech、シリーズBを3700万ユーロに拡張し、衛星活用の山火事予測技術を強化

ドイツを拠点とする山火事情報およびリスク評価企業OroraTechは、シリーズB資金調達ラウンドを1200万ユーロ増額し、総額3700万ユーロを調達した。これにより、同社の総資金調達額は6000万ユーロを超えた。このラウンドはBNP Paribas Solar Impulse Venture Fundが主導し、Rabo Venturesおよび既存投資家のBayern Kapital、Edaphon、European Circular Bioeconomy Fund（ECBF）が参加した。

2018年に設立されたOroraTechは、持続可能な地球を目指し、熱データを活用したグローバルなインテリジェンス・アズ・ア・サービス企業である。同社のWildfire Solutionプラットフォームは、独自および公開の衛星システムから取得した高解像度熱データを利用し、リアルタイムの状況認識とリスクアラートを提供することで、山火事情報の革新を世界的に推進している。

今回の資金調達により、OroraTechは衛星を活用した山火事予測技術のスケールアップを加速し、グローバルな展開をさらに強化する計画だ。この技術は、気候変動による山火事のリスク増大に対抗するための重要なソリューションとして期待されている。