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インテルがシェア回復も、AMDがx86 CPU市場で依然優勢

インテルがx86 CPU市場で若干のシェア回復を見せる一方、AMDはサーバーやデスクトップ分野でシェアを拡大し、市場全体で優勢を維持

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CPU追跡調査を行うマーキュリー・リサーチは木曜日、2025年第1四半期のx86 CPU市場シェアについて、インテルが前四半期比0.3ポイント増の75.6%、対するAMDが24.4%だったと報告した。しかし、AMDは前年比で3.6ポイントのシェア拡大を達成した。このデータはサーバー、ノートPC、デスクトップCPUセグメントのみを対象としたものだ。

IoTやセミカスタム製品を含む全体のx86市場では、AMDが前四半期比1.5ポイント、前年比0.9ポイント増の27.1%を獲得し、インテルの72.9%に対し優位性を示した。AMDはデスクトップとサーバーセグメントで前四半期比および前年比でシェアを拡大。特にノートPCセグメントでは、インテルが前四半期比でわずかにシェアを回復したものの、AMDは前年比で出荷シェアを伸ばし、第1四半期を終えた。

この結果は、AMDがx86 CPU市場での競争力を維持しつつ、特にサーバーやデスクトップ分野でインテルに対する攻勢を強めていることを示している。一方、インテルはノートPC分野での回復を足がかりに、シェア奪還を目指す動きを見せている。