レッドハットとSiFiveがRISC-Vで協業、RHEL 10にAIと量子耐性セキュリティ機能追加

レッドハットは、RISC-Vチップを最初に製造した企業の一つであるSiFiveと新たな協業を発表しました。この協業は、「急成長するRISC-VコミュニティにRed Hat Enterprise Linux（RHEL）のサポートを提供する」こと、そして「多様なRISC-VサプライヤーからのRISC-Vサーバーハードウェアとレッドハットの製品ポートフォリオの将来の連携を準備する」ことを目的としています。

RHEL 10は、SiFiveのHiFive Premier P550プラットフォームで開発者向けプレビューとして利用可能です。このプラットフォームは、「実績ある高性能RISC-V CPU開発プラットフォーム」と呼ばれています。RHEL 10は、世界をリードするエンタープライズLinuxプラットフォームの最新バージョンであり、AIアシスタントや量子耐性セキュリティなどの新機能を搭載しています。これにより、開発者はRISC-Vアーキテクチャを基盤とした次世代のエンタープライズサーバーやクラウドインフラストラクチャ向けに、アプリケーションの作成、最適化、リリースが可能になります。この協業は、RISC-V技術の進化と企業向けソリューションの拡大に向けた重要な一歩です。