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SpaceX、スターシップ8号機爆発の原因をエンジンの「フラッシュ」と特定

SpaceXは、スターシップ8号機の爆発がエンジン部の「フラッシュ」によるものと特定し、9号機の試験飛行に向けた準備を進めている

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SpaceXは、超大型ロケット「スターシップ」の9回目の試験飛行を控え、3月に行われた8回目の試験飛行(フライト8)で上段「シップ」が爆発した原因を公表しました。調査によると、爆発はロケットのエンジン部で発生した「フラッシュ」に起因するものでした。

フライト8は、テキサス州南端にあるSpaceXのスターベース製造・試験施設から3月6日に打ち上げられました。このミッションは、7回目の試験飛行(フライト7)とほぼ同様の経過をたどり、両方の飛行で1段目のスーパーヘビーブースターはスターベースに戻り、発射塔の「メカジラ」と呼ばれるチョップスティックのようなアームで捕捉されることに成功しました。しかし、フライト7とフライト8のいずれにおいても、上段のシップはスーパーヘビーほどの成功を収めませんでした。(スターシップ9号機は5月27日に打ち上げ予定です。)

フライト7とフライト8は、共に大西洋上空で劇的な爆発を起こし、フロリダ、バハマ、タークス・カイコス諸島からその様子が見え、燃えるスターシップの破片が海に落下しました。フライト7のシップは、宇宙船の「屋根裏」に相当する部分での推進剤の漏れと火災が原因で爆発しました。一方、フライト8はほぼ同じ軌道をたどりましたが、「屋根裏」の火災ではなく、シップの「地下室」に相当する6基の強力なラプターエンジン部で「フラッシュ」が発生し、爆発的な終焉を迎えました。