グレートバリアリーフ、史上最悪のサンゴの減少を記録
グレートバリアリーフは、過去40年間で最も大きなサンゴの減少を記録し、気候変動による熱ストレスが主な原因であると報告されています。
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オーストラリアのグレートバリアリーフは、過去40年間で最も深刻なサンゴの減少を経験したことが、新たな報告書によって明らかになりました。オーストラリア海洋科学研究所(AIMS)によると、北部および南部のサンゴ礁が最も広範囲にわたるサンゴの白化現象に見舞われたとのことです。これにより、サンゴのカバー率は前例のない減少を示しています。
最近、サンゴ礁は熱帯サイクロンやオニヒトデの大発生により被害を受けており、これらのヒトデはサンゴを食べることで知られていますが、主な原因は気候変動による熱ストレスであるとAIMSは指摘しています。研究所は、サンゴ礁の生息地が大規模な災害が繰り返される中で回復できない状況に達する可能性があり、「不安定な」未来に直面していると警告しています。
AIMSは、2024年8月から2025年5月にかけて124のサンゴ礁の健康状態を調査しました。AIMSは1986年から調査を行っており、長年にわたりサンゴ礁の状態を監視してきました。