ボストン公共図書館、AIを活用して歴史的資料の公開を拡大

アメリカ最古かつ最大級の公共図書館システムの一つであるボストン公共図書館は、この夏、OpenAIおよびハーバード・ロー・スクールと共同で、歴史的に重要な政府文書の公開を一般向けに拡大するプロジェクトを開始する。

このコレクションには1800年代初頭の口述歴史、議会報告書、各産業やコミュニティの調査資料などが含まれている。ボストン公共図書館のデジタル・オンラインサービス部長ジェシカ・チャペル氏は、「これはアメリカ合衆国の歴史を政府刊行物を通して表現した一次資料の信じられないほど貴重なリポジトリです」と語った。

AI技術を活用することで、膨大な量の資料を効率的に検索・整理し、研究者や一般市民がより簡単にアクセスできる環境を整えることが期待されている。今回のプロジェクトは、歴史資料のデジタル化と公開の新たなモデルとなる可能性がある。