マイクロソフト、Excelの新AI機能に「誤回答の可能性」警告
マイクロソフトは、Excelに搭載予定のAI機能が特定の状況で誤った結果を返す可能性があると警告した。
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マイクロソフトは、表計算ソフトExcelに試験導入している新しいAI機能「Copilot」について、利用者に注意を呼びかけた。この機能はOpenAIの「gpt-4.1-mini」モデルを活用し、自然言語で入力された指示をもとにセルの自動入力、フィードバックの分類、要約生成、範囲指定による表作成などを行うことができる。
しかし同社は、数値計算や法的・規制・コンプライアンスに関わる重要なシナリオでは利用を避けるべきだと警告している。理由は、Copilotが「不正確な回答を返す可能性がある」ためだ。
このAI機能は10分間に最大100件の関数処理が可能だが、スプレッドシート外の情報にはアクセスできない。マイクロソフトは引き続き機能の改善を進めるとともに、利用者に慎重な運用を求めている。
AI活用が進む一方で、誤回答リスクへの対応は今後の普及における大きな課題となりそうだ。