探査車「パーシビアランス」、巨大岩塊地帯へ突入 火星初期史解明に期待
NASAの探査車パーシビアランスがソロヤ尾根の北西で多様な巨礫が広がる新たなエリアに到達し、火星初期史の手がかり解明が期待されている。
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【2025年9月10日】NASAの火星探査車「パーシビアランス」は先週、新たな探査段階に入った。探査車はソロヤ尾根の北西へ進み、多種多様な巨礫が点在するエリアに突入した。この地域は「メガブレッチャ」と呼ばれ、科学チームは火星初期の歴史を解明する重要な手がかりを含んでいる可能性があると考えている。
研究者によれば、これらの岩石は火星表面の激しい地質活動や衝突イベントの痕跡を残している可能性があり、惑星形成や初期環境の理解に大きく貢献することが期待される。パーシビアランスは引き続き岩石の分析を行い、将来的にはサンプルリターンミッションに向けた重要なデータを提供する見込みだ。
今回の進展は、火星探査計画が新たな発見に向けて大きな一歩を踏み出したことを示している。