Apple、AirPodsのライブ翻訳機能をEU市場では当初提供せず

Appleは、来週提供開始が予定されているAirPods向けの新機能「ライブ翻訳」について、欧州連合（EU）市場では当初利用できないことを明らかにした。この制限は、EU域内に物理的に所在し、かつEUで登録されたAppleアカウントを持つユーザーに適用される。

Appleは現時点で具体的な理由を公表していないが、EUにおけるAI規制法（Artificial Intelligence Act）や一般データ保護規則（GDPR）による、音声処理や翻訳サービスへの厳格な要件が背景にあるとみられる。

この決定により、EUユーザーは当面の間、AirPodsでのリアルタイム翻訳機能を利用できないが、将来的に規制への対応が進めば提供開始の可能性も残されている。