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FBIのサイバー脅威アドバイザー企業Filigran、シリーズC資金調達で5800万ドルを獲得

FBIや欧州委員会にサービスを提供する仏サイバーセキュリティ企業Filigranが、シリーズC資金調達で5800万ドルを獲得した。

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【パリ発】フランスのサイバーセキュリティ・スタートアップ「Filigran」は、シリーズC資金調達ラウンドで5800万ドル(約87億円)を調達したことを発表した。これにより、設立以来の累計調達額は1億ドルを超えた。同社はFBIや欧州委員会(European Commission)などを顧客に持つことで知られている。

今回の資金調達は、フランスの投資グループEurazeoが主導し、Deutsche Telekomおよび既存投資家のAccel、Insight Partnersが参加した。昨年実施された3500万ドルの資金調達に続くもので、Filigranの成長スピードの速さを示している。

Filigranはオープンソースのサイバー脅威インテリジェンスプラットフォームを開発しており、自社の「リアルタイムインテリジェンス」技術を活用して、顧客が増大するサイバー脅威やリスクを事前に把握・対応できるよう支援している。

同社は今回の資金をもとに、研究開発の強化と国際展開を加速させる方針を示しており、欧州発の次世代サイバー防衛企業として注目を集めている。