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NordVPN、Linux向けGUIをオープンソース化 GitHubで公開開始

NordVPNは、Linux向けのGUIクライアントをGitHubでオープンソース化し、Linuxユーザーコミュニティとの透明性と協調を強化した。

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【ヘルシンキ】VPNサービス大手のNordVPNは、自社のLinux向けGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)クライアントをGitHub上でオープンソースとして公開した。これにより、コミュニティは同ソフトウェアのコードを自由に閲覧、監査、改変、貢献できるようになった。

この発表は、今年初めにGUIがリリースされて以来、Linux版の1日あたりのアクティブユーザー数が70%増加したことを受けた動きだ。NordVPNは、より直感的で使いやすいVPN体験をLinuxプラットフォームにもたらすことを目指している。

同社は以前にもLinux用のコマンドラインツールをオープンソース化しており、今回のGUIコードの公開はその取り組みをさらに拡大するものとなる。一方で、NordVPNのコアとなるバックエンドインフラは引き続きプロプライエタリ(非公開)だが、同社は今回の公開について「透明性とLinuxコミュニティとの協力に対する継続的なコミットメントを示すもの」と説明している。

また、このGUIはSnapパッケージを利用することで、ワンコマンドでインストール可能となり、ディストリビューションを問わず自動更新が適用される。これにより、ユーザーはより簡単に最新バージョンを利用できるようになった。

業界関係者からは、VPN分野でのオープンソース化がセキュリティと信頼性を高める重要なステップとして評価されている。