米国のパスポート、20年ぶりに世界最強パスポートランキングトップ10から陥落

最新のヘンリーパスポート指数によると、米国のパスポートは、旅行者がビザなしで訪問できる目的地数に基づく世界最強パスポートランキングで、20年ぶりにトップ10から陥落した。米国のランキングは急激な下降傾向にあり、昨年の7位から今年7月には10位に落ち、現在はマレーシアと同率で12位となっている。10年前には米国のパスポートはこの指数のトップに立っていた。ヘンリー＆パートナーズの会長で指数の創設者であるクリスチャン・H・ケーリン氏は、火曜日のニュースリリースで、米国パスポートの力の低下は「世界の移動性とソフトパワーの構造における根本的な変化」を示すと述べた。さらにケーリン氏は、「開放性と協力を重んじる国々が躍進する一方、過去の特権に依存する国々は取り残されている」と付け加えた。