アップル、iPhoneで米国パスポートのデジタル化機能を近日導入へ ― 空港での本人確認が可能に
アップルは、iPhone上で米国パスポートのデジタル版を利用できる新機能をまもなく導入することを正式に発表した。
最新の更新
アップルは、iPhoneで米国パスポートのデジタル版を追加・利用できる新機能を近日中に提供開始することを明らかにした。Apple PayおよびApple Walletの副社長であるジェニファー・ベイリー氏が、ラスベガスで開催された「Money20/20 USA」カンファレンスの基調講演でこの計画を改めて確認したと、米テックメディア『9to5Mac』が報じている。
同機能は、ユーザーがApple Walletアプリ内でデジタルパスポートを作成し、米国内の一部空港におけるTSA(運輸保安局)のチェックポイントで本人確認に利用できるようにするもの。物理的なパスポートを提示する代わりに、iPhone上のデジタル証明をスキャンすることで、よりスムーズなセキュリティ手続きが可能となる見通しだ。
AppleのiOS 26の紹介ページには、この機能が「今年後半に提供予定」と記載されている。当初はソフトウェアアップデートが必要とされていたが、最新のApple公式サイトではその記述が削除されており、iOS 26.1や26.2などのアップデートを要するのか、それともサーバー側で有効化されるのかは不明だ。
このデジタルパスポート機能は、Apple Walletに運転免許証や学生証などを追加できる既存の取り組みをさらに拡張するものであり、スマートフォンによる身元証明の新たなステップとして注目を集めている。
好きかもしれない
- ハリケーン・メリッサ、ジャマイカ史上最強の嵐となる可能性
- AI生成の領収書が横行、社員の経費不正が急増 ― 企業を悩ます新たな詐欺手口
- ボーイング、737 MAXの後継機開発開始。エアバスの支配に挑戦
- インテル、工場従業員の15~20%削減を計画、収益向上を目指す
- マイクロソフト、Nebiusとの契約で10万個のNvidia GB300チップを確保
- デンマーク、世界最大の量子ファンドを設立 1億3400万ユーロの初期クローズ
- NVIDIA、新ドライバで『Borderlands 4』に対応 RTX Remixで炎と煙の効果を改善
- 4chanとKiwi Farms、英国の年齢認証法を巡り訴訟を提起