米軍、ロケットラボのニュートロンを使用して2026年にグローバル貨物配送を試験
米空軍がロケットラボの新型ロケット「ニュートロン」を2026年に使用し、地球上での迅速な貨物配送試験を実施する
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ロケットラボは、新型ロケット「ニュートロン」の初打ち上げを2025年後半に控え、米国空軍研究所(AFRL)との新たなパートナーシップを発表しました。この契約では、2026年以降にニュートロンを活用した打ち上げおよび地球への帰還ミッションが行われ、地球上での「ポイント・トゥ・ポイント」貨物輸送の実現可能性とロケットの再突入能力が試験されます。
このミッションは、AFRLの「グローバル敏捷ロジスティクス向けロケット実験(REGAL)」イニシアチブの一環として実施され、商用打ち上げプロバイダーを活用して世界中への迅速な配送をサポートします。具体的には、「ロケット貨物生存実験」として、ニュートロンが国防総省(DOD)のグローバル貨物輸送目標を満たす能力を検証します。
ロケットラボの関係者は、「この機会はスペースロジスティクスの進展を支援するだけでなく、DODがニュートロンの能力に高い信頼を寄せていることを示している」と述べています。この契約は、部分再利用可能なニュートロンが国家安全保障の資産として確立される大きな一歩となる可能性があります。