スペインのスタートアップModular DS、WordPress管理プラットフォームの拡大に向け61.5万ユーロのシード資金を調達
スペインのスタートアップModular DSが、WordPress管理プラットフォームの国際展開と製品強化を目指し、61
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スペインのスタートアップ企業Modular DSは、WordPressウェブサイトを一元管理するプラットフォームを提供しており、国際市場での事業拡大と製品開発の強化を目的に、61.5万ユーロ(約7800万円)のシード資金を調達した。
この資金調達ラウンドには、MetricoolのCEOであるフアン・パブロ・テヘラ氏やFactoría DigitalのCEOであるフアン・カルロス・セラヤ氏、さらにはGlovoやSignaturitをポートフォリオに持つ投資家マチュー・カレンゾ氏など、スペインの著名なテック起業家や投資家が参加。また、ベンチャーキャピタルファンドのDraper B1や、公的資金機関であるENISAおよびSodicalも参加し、参加型融資を提供した。
Modular DSは、バックアップ、プラグインの更新、稼働時間監視、クライアント向けレポート作成など、WordPressの日常的なメンテナンス業務を効率化するSaaSプラットフォームを提供している。WordPressは世界のウェブサイトの約43%を支える主要なプラットフォームだが、プロフェッショナル向けのメンテナンスや自動化ツールの分野では依然として断片化が進んでいる。Modular DSは、ManageWPやMainWPといった競合他社に対し、使いやすいインターフェース、スケーラブルな機能、迅速なカスタマーサポートを備えた、英語とスペイン語の2言語対応の代替ソリューションとして位置づけられている。
同社は最近、プラットフォームのバージョン2.0をリリースし、新たな資金を活用してチームの拡充と、特に英語圏市場での成長を加速させる計画だ。共同創業者のエクトル・デ・プラダ氏は、「今日、ウェブサイトのメンテナンスは単なる技術的ニーズではなく、WordPressのプロフェッショナルが持続可能なビジネスを構築するための戦略的柱であり、成長の機会です。Modular DSはこの分野で主導的役割を果たせると信じており、今回の投資によりその使命を推進できます」と述べた。