ハッカーが設定ミスのDockerインスタンスを乗っ取り、暗号通貨マイニングに悪用
セキュリティ研究者が、設定ミスのDocker APIインスタンスを悪用してデロ暗号通貨をマイニングする新たなハッキングキャンペーンを発見した。
最新の更新
セキュリティ研究者のカスペルスキーは、設定ミスのDocker APIインスタンスを標的とした新たなハッキングキャンペーンを発見し、これがデロ暗号通貨のマイニングに悪用されていると警告した。この攻撃では、クラウド暗号マイナーとワームが展開され、さらなる拡散が行われている。
カスペルスキーの報告によると、この「コンテナゾンビアウトブレイク」は、インターネットに公開された設定ミスのDocker APIから始まった。「これにより、実行中のコンテナが侵害され、被害者のリソースを暗号通貨マイニングに悪用するだけでなく、他のネットワークへの攻撃を仕掛けて拡散する新たなコンテナが作成された」と研究者は説明した。
このゾンビアウトブレイクの「患者ゼロ」は、インターネットに公開された設定ミスのAPIであり、攻撃者は「nginx」という高性能なオープンソースのウェブサーバーおよびリバースプロキシサーバーを装ったマルウェアを展開する。このマルウェアは、脆弱なインスタンスをスキャンして感染させ、既存のコンテナにデロのマイニングを強制し、新たな悪意のあるコンテナを作成する。
好きかもしれない
- アップル、Logic Proをアップデート:フラッシュバックキャプチャー、強化されたステムスプリッター、新サウンドパックを追加
- ディスコード、広告エンゲージメントでユーザーに報酬を与える新通貨「オーブ」を導入
- ミッドジャーニー、初のAIビデオ生成モデルV1を発表
- スタートアップがNVIDIA RTXを活用した生成AIで冷却製品を革新
- ニューデリー、老朽車排除計画を撤回:市民の反発を受けて
- Google Earth、20周年を記念して「タイムトラベル」機能を追加
- Springer Natureの機械学習教科書に虚偽の引用が多数発覚
- AppleのiOS 19ゲームアプリ: Appleファンにとってのブースト、Windowsの殺し屋ではない