ブラウザ拡張機能が100万台近くのデバイスをウェブスクレイピングボットに変える
100万台近くのデバイスにインストールされたブラウザ拡張機能が、ユーザーのブラウザを無断でウェブスクレイピングボットに変えていたことが明らかになりました。
最新の更新
100万台近くのデバイスにインストールされたブラウザ拡張機能が、ウェブスクレイピングボットとして動作し、ユーザーのブラウザを不正に利用していたことがセキュリティ研究者によって明らかになりました。これらの245の拡張機能は、Chrome、Firefox、Edge向けに提供され、合計で約909,000回のダウンロードが行われていました。
これらの拡張機能は、ブックマークやクリップボードの管理、スピーカー音量の増加、ランダムな数の生成など、さまざまな目的を持っていますが、すべてに共通している点があります。それは、MellowTel-jsというオープンソースのJavaScriptライブラリが組み込まれており、開発者が拡張機能を収益化するために使用されているということです。
このライブラリを利用することで、拡張機能がインストールされたデバイスが知らず知らずのうちにウェブサイトのスクレイピングを行い、他の目的に使用されることなく悪用されていました。この問題は、ユーザーのプライバシーとセキュリティに対する新たな脅威を浮き彫りにしています。
好きかもしれない
- Cloudflare、GoogleにAI検索クローリングの変更を要請、抵抗に直面
- Chrome for Android、タブグループの操作方法を再設計
- LibreOffice 25.8がパフォーマンス向上とMicrosoft Officeとの互換性強化を実現
- Google DeepMind、古代ラテン語の碑文を解読するAIを発表
- 気候研究者が新しい赤外線装置で山岳積雪の温度を測定
- マイクロソフト、Active Exploitation中のSharePointゼロデイ脆弱性に緊急パッチをリリース
- 米国の終身在職科学者、研究成果の影響力低下を示す
- Google フォトが写真表示を再設計、Lensが「追加」ボタンに置き換え