オーストラリアの銀行、チャットボットの虚偽報告で従業員を再雇用
オーストラリア最大の銀行が、チャットボットの業績を誤って報告したとして、解雇した45名の従業員を再雇用した。
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世界中の銀行が数千人規模の従業員をAIに置き換える準備を進める中、オーストラリア最大の銀行は、チャットボットがスタッフよりも多くの通話量を処理したと虚偽報告したとして、45名の従業員を再雇用せざるを得なくなった。
オーストラリアの主要金融サービス労働組合であるFinance Sector Union(FSU)は、木曜日にブルームバーグで報じられた声明の中で、AI搭載の「ボイスボット」によって置き換えられた45名の組合員にとって「大きな勝利」であると主張した。
FSUは、これらの従業員の中にはCBAで数十年勤務してきた者も含まれており、先月、CBAが自分たちの職が不要になったと発表した際に衝撃を受けたと述べた。当時、CBAはチャットボットの導入により、通話量が週に2,000件減少したと主張していたが、FSUはこれを否定している。