Appleのティム・クックCEO、新Siriは来年登場へ　個人化機能を大幅強化

Appleのティム・クック最高経営責任者（CEO）は、米CNBCのスティーブ・コヴァッチ氏とのインタビューで、より個人化された新しいSiriが来年登場予定であることを明らかにした。新Siriは2025年3月にリリース予定のiOS 26.4の一部としてiPhoneに搭載される見込みだという。

クック氏はロイター通信に対し、「新しいSiriの開発は順調に進んでいる」とコメントした。この発言は、Appleが2025年第3四半期の過去最高の業績を発表した際に行われたものだ。

Appleは2024年のWWDC基調講演で、よりパーソナライズされたSiriの新機能を初めて発表したが、その後3月に延期が発表されていた。新Siriは、ユーザーの個人的な文脈理解、画面上の状況認識、アプリごとのより深い操作制御などを特徴とする。

Appleが示したデモでは、iPhoneユーザーがSiriに「母親のフライトやランチ予約の予定」を尋ねると、Siriがメールやメッセージアプリ内の情報を基に回答する様子が紹介された。これにより、Siriは従来よりも高度にユーザーの行動や情報を理解し、より自然なサポートを提供できるようになると期待されている。