エピック・ゲームズ、アップルとのアプリストア訴訟で1億ドル以上を費やす
エピック・ゲームズは、アップルのアプリストア規則に挑戦する訴訟で1億ドル以上の法的費用を負担し、収益損失を含めると総コストは10億ドルを超える可能性がある。
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エピック・ゲームズが、アップルのアプリストア規則を巡る継続中の法的闘争で、1億ドル以上の費用を負担していることが明らかになった。同社のCEOであるティム・スウィーニー氏は、ビジネス・インサイダーのインタビューでこの事実を明らかにした。
スウィーニー氏によると、エピック・ゲームズは「法的費用」として1億ドル以上を支払ってきたが、争いによる損失はそれだけにとどまらない。同氏は、iOSプラットフォームでの収益損失について、「フォートナイトがiOSで展開していた2年間で約3億ドルの収益を上げていた。したがって、この争いによる収益損失は数億ドルに達する可能性がある」と述べた。
さらにスウィーニー氏は、iOSユーザーからの収益損失に加え、iOSでプレイできない友人を持つユーザーがゲームを辞めたことによる間接的な損失も考慮すると、「エピック・ゲームズの総コストは10億ドル以上になる可能性は容易に想像できる」と語った。
エピック・ゲームズとアップルの対立は、アプリストアの課金システムや規則を巡る問題に端を発しており、フォートナイトがアプリストアから削除されて以来、両社の法廷闘争が続いている。この訴訟は、ゲーム業界だけでなく、テック業界全体におけるプラットフォームの支配力や公正性について大きな議論を呼んでいる。
エピック・ゲームズは今後もこの闘争を続ける姿勢を示しているが、莫大な費用と収益損失が同社にどのような影響を与えるのか、注目が集まっている。
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