磁性星の巨大フレアが宇宙の金の起源か、新たな証拠が明らかに
ニューヨークのフラティロン研究所のチームが、磁性星の巨大フレアが宇宙の金や重元素を生成する起源である直接的な証拠を発見した。
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宇宙に存在する金やその他の重元素はどこから来るのか? この長年の謎に、磁性星(マグネター)からの巨大フレアが答えを提供する可能性が明らかになった。ニューヨーク市のフラティロン研究所の研究チームは、極端に強い磁場を持つニュートロン星の一種であるマグネターが放つ巨大フレアが、宇宙の重元素を生み出す「宇宙の鍛冶場」であることを計算により示した。
研究によると、たった一度の巨大フレアで、惑星1つ分に相当する金、プラチナ、ウランなどの重元素が生成される可能性がある。コロンビア大学の博士課程学生で、この研究の主著者であるアニルド・パテル氏は声明で、「私たちの周囲にある重元素、たとえば携帯電話やコンピューターに含まれる貴金属が、こうした極端な環境で生成されていると考えるのは驚くべきことです。マグネターの巨大フレアは、若い銀河にニュートロン星の衝突だけで説明できない量の重元素が存在する問題の解決策になるかもしれません」と述べた。
この発見は、半世紀以上にわたり謎とされてきた重元素の生成プロセスに光を当て、宇宙の進化や物質の起源についての理解を深める重要な一歩となる。科学者たちは今後、さらに詳細な観測やシミュレーションを通じて、この理論を検証していく予定だ。
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